発売から1週間たってしまいました。
評論家でもなんでもないので、拙い素人の感想です。
このピアノの前奏はドラマの中で聴く時が一番ドキドキする。
たいてい、悲しかったり胸が痛かったりする瞬間にこの前奏が流れてきて、
それがあまりに明るくてさわやかな雰囲気だから、それまでとの温度差に一瞬戸惑ってしまう。
でも唄が始まると嵐くんたちの唄声はとても切なく聞こえてくる。
オープニングの映像もあいまって、唄の間に私の切なさ度はガンガン上昇してしまうのです。
だって今と昔の3兄弟の、あんな笑顔見たら泣いてしまう。
魔王のときもそうだったけど、ドラマとの相性が非常にいい唄だなぁと思います。
ドラマに生かされ、ドラマを生かす、そんな唄だなぁと。
で、最初はこの歌詞とこの曲調にちぐはぐしたものを感じでいました。
だって「どんなに願ってても」「もう僕らは会えない」って、どうしようもなく悲しい状況だと思うんですよ。
なのに曲調はどう考えても「明るく」て、嵐の声は「さわやか」。
何故だろ何故だろと何度も聴いてると次第に納得。
嵐くんたちの声は明るい前向きさと、アイドルらしい爽やかさに加えて、
歌詞の世界にある切ない・寂しい・悲しい、そんな感情が絶妙にブレンドされているんだなぁと。
だから少しの切なさが唄声にはある気がするのです。
その少しの切なさを含んだ明るい声が「不思議だね一人じゃないんだ」って言うから、
この曲はただの悲しい唄じゃないんだなぁ。
むしろただの悲しい唄にしないために、
「空に描いた未来」を「忘れない」ために、
この明るさが必要だったのかなあと、思います。
相葉ちゃんとまつじゅんの声はやっぱり華があるし、
大ちゃんとニノはやっぱり聴き心地がいい。
でも一番良いかもと思ったのは意外にも翔ちゃん。
翔ちゃんの低い声が意外とこの曲にハマっているなぁと。
ゆっくりの曲の時に翔ちゃんの声ってちょっと異質に聞こえるときがあるように思ってたんですが、
この曲にはピッタリあっているなと思いました。
とくに、2番の後のニノと二人で唄うところ。
いやぁ、翔ちゃんの声ってこんなに切なかったんだなぁ。
と、この辺が自分の中での一番の聴き所だったりします。
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